岩手看護短期大学

教育・研究

卒業生からのメッセージ

患者さまの笑顔に支えられて

盛岡大学附属高校出身

 私は、栃内第二病院の脳神経外科病棟に看護師として勤務しています。患者様の多くは脳血管疾患の方で、疾患の程度は様々です。麻痺等神経障害が残りながらも自立歩行できる方がいる一方、意思疎通が難しく、自力での体動が困難な方もいます。ほとんどが高齢の方たちなので、脳疾患の他に何らかの疾患を持っているケースがほとんどです。
 患者様の様子も緩やかに、あるいは急に変化することもありますので、スタッフ間で情報を共有し、日々の観察を大切にしています。また、思うように体を動かせず、ストレスを感じている方も少なからずいます。患者様の訴えを聞くだけでなく、御家族の意向も聞き、患者様に合ったケアを提供していきたいと考えています。
 就職して5年目になります。まだまだ知識や経験の少なさがありますが、先輩たちに支えられて日々の仕事に励んでいます。自分に何ができるのかを考え、患者様が笑顔で退院できるよう、力を尽くしていきたいです。

救急看護にやりがいを感じています

盛岡白百合学園高校出身

 私は岩手医科大学附属病院の高度救命救急センターに勤務しています。連日連夜、様々な疾患を抱えた患者様が救急搬送されてきます。救急センターでは、一分一秒を争う治療や処置の必要な患者様が多く、緊迫した雰囲気のなかで看護をしています。しかし、緊迫した雰囲気のなかでも、私は家族看護を大切にしています。救急搬送された患者様の御家族は患者様同様に多くの不安を抱えています。患者様の治療や処置中に待合室で不安を抱えている御家族に、目線を合わせてゆっくりと声を掛けることを心がけています。以前は一般病棟で勤務をしていたため、ベッドサイドで患者様や御家族とゆっくりと会話ができていました。救急センター配属になった時は緊迫した雰囲気のなかでの家族看護に、不安とジレンマを感じていました。しかし、その環境下でもできる看護を大切にして、御家族に「安心しました」と声を掛けていただくことでやりがいも感じるようになりました。
 救急センターに入院している患者様の症状が安定すると一般病棟に転室をします。その患者様が回復し、退院する前に御家族と共に救急センターに寄り笑顔を見せて下さると、また一人でも多くの方を救命できるように救急看護を頑張ろうという思いになります。

豊富な実習経験が役立っています

本学看護学科出身

 紫波町の保健師として勤務して8年目になります。
 保健師は、赤ちゃんから高齢者まで地域で暮らす人たちの健康づくりのお手伝いをします。主な仕事は、担当している地区の家庭訪問や健康相談など、病気の予防活動をしています。その他に健康診断を受けてもらい病気の早期発見にも努めています。
 住民の方に、「保健師さんのおかげで健康でいられる」と言っていただいた時など、とても大きな喜びとやりがいを感じます。
 健康問題は変化しますので、住民の方たちと協力して取り組んでいきたいと考えています。
 専攻科の多彩で豊富な実習経験は大いに役立っています。実習はしっかりやっておくことが絶対大事。保健師をめざして一生懸命頑張ってください。

妊婦の心に寄り添うことを学んで

本学看護学科出身

 地元で助産師として働きたいと考え、盛岡赤十字病院を就職先として決めました。最初の1年間は外科病棟、2年目からは産科病棟の助産師として勤務しています。1年間ではありますが、外科病棟での経験はとてもいい勉強になりました。産科では経験できない看護の技術や様々な年齢層の看護について学ぶことができました。今ではその経験が助産師としての強みになっています。
 盛岡赤十字病院は地元ということもあり、中学校や高校の同級生なども出産にきます。短時間しか関われないのですが、その少しのかかわりでも、「いてくれて安心したよ」とか、「相談しやすかったよ」という言葉をもらうと、地元にいてよかったなと思います。自分が地元で助産師としての役割を果たせていることに喜びを感じる瞬間です。去年、姉の出産にも立ち会いました。姉の出産を通して、出産にかかわる家族が抱く思いも知ることができましたし、出産前後の妊婦さんの家庭での様子や妊婦さんの本音も知ることができました。妊婦さんの心に寄り添うことの意味がわかったように思います。
 これからもこの地で助産師を続け、お母さんや赤ちゃんの身近な存在として頑張っていきたいと思います。みなさんも、ぜひ、この魅力ある助産師の仕事を目指してみませんか?きっと素晴らしい出会いと経験が待っていると思います。